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 大阪大学医学系研究科では、2002年に医学部附属病院に未来医療センターを設置し、学内外の有望な基礎研究シーズの橋渡し研究を強力に推進する体制をわが国でいち早く整備してきました。社会から革新的な新薬・医療技術の開発が求められる中、そのような取り組みに続き、さらなるシーズの創出、育成、実証研究、実用化・事業化を促進する産学連携の研究開発拠点としてCoMITが整備されました。

オープンイノベーション型研究拠点の整備

 従来の産学連携の形は、大学の研究室もしくは研究者単独で、企業と個別に共同研究を行なう形が主流であり、いわば点と点の繋がりの集合体であったといえます。
 CoMITでは、企業・大学・異分野領域の研究者が同じ施設内に集い、研究室・プロジェクト横断的な繋がりの発生を促す環境を整え、多方面の研究成果・技術の融合とその成果の迅速な臨床応用・実用化を目指します。

行政機関・学内外の研究機関との連携

 設立準備段階から大阪府ライフサイエンス産業課との連携を行い、大阪府が中心となり策定している「大阪バイオ戦略」の方向性とも合致する形での拠点整備に努めました。
 学内の研究施設だけでなく、大阪大学が位置する北大阪に集積しているバイオ関連企業、他大学、医薬基盤研究所、国立循環器病研究センター等、周辺地域の世界最高水準の研究機関とも連携していきます。