CoMIT棟
第100回未来医療セミナー
9月20日(水)に、最先端医療イノベーションセンター棟1階 マルチメディアホールにて、
研究科主催の「第100回記念未来医療セミナー」が下記のとおり開催されます。
是非多くの方にご参加いただければ幸いです。
日時:
2017年9月20日(水)18:00~19:40
場所:
最先端医療イノベーションセンター棟1階 マルチメディアホール
情報交換会(セミナー終了後 1Fホワイエ)
演題:
がん研究が導くゲノム医療
モデレーター:
金田 安史 研究科長
大阪大学大学院医学系研究科
講師:
間野 博行 先生
東京大学大学院医学系研究科細胞情報学分野 教授
国立がん研究センター 研究所長
要旨:
がん研究により、発がんの本質的原因分子が明らかになり、それを選択的に抑える分子標的療法が大きな治療効果を持つことが明らかになった。今や、がん患者に最適の治療薬を投与するためには、診断時にそれぞれの患者の腫瘍のゲノムプロファイルを明らかにすることが必須と言える。つまり網羅的なゲノム解析が、がん診療に不可欠な時代が訪れたのだ。研究目的のがんゲノム解析とは別に、診断目的のがんゲノム解析体制を我が国においても早急に整備する必要がある。
演題:
iPS細胞と遺伝子改変霊長類技術を用いた精神・神経疾患研究
モデレーター:
澤 芳樹 教授
大阪大学大学院医学系研究科 心臓血管外科学
講師:
岡野 栄之 先生
慶應義塾大学医学部長
慶應義塾大学医学部生理学 教授
要旨:
我々の研究グループは、iPS細胞技術を用いた中枢神経系(特に脊髄損傷)の再生と精神・神経疾患(①小児神経疾患、②感覚器疾患、③精神疾患、④晩発性の神経変性疾患を含む)の病態解明と創薬研究を行っており、いくつかのものについては、その臨床応用が間近になって来ている。本日はこれらの研究の進捗状況と、我々が独自に開発した遺伝子改変霊長類技術を用いた精神・神経疾患の病態研究の成果について話したい。
主催:大阪大学大学院医学系研究科
未来医療交流会
共催:橋渡し研究戦略的推進プログラム
大阪大学「戦略的TR推進による自立循環型新規医療創出拠点の実現」
後援:大阪大学医学部附属病院 未来医療センター
お問い合わせ:大阪大学医学部附属病院未来医療センター
ctr.osakauniv@dmi.med.osaka-u.ac.jp