CoMIT主催
第16回 最先端医療イノベーションセンター定例セミナー
第16回目は、玉井 克人寄附講座教授のお世話で、下記のとおり開催いたします。
皆様是非ご参加ください。
日時:
2017年12月6日(水)18:00~19:00
場所:
最先端医療イノベーションセンター棟1F マルチメディアホール
※本セミナーの事前申し込みは不要です。
演題:
末梢循環性間葉系細胞の臨床的意義
モデレーター:
金田 安史 教授 医学系研究科長 遺伝子治療学
講師:
玉井 克人 寄附講座教授 再生誘導医学寄附講座
要旨:
末梢循環血液中に線維芽細胞様増殖を示す間葉系細胞が存在することは古くから知られているが、その希少性ゆえに生体内における存在意義は永く不明なままであった。本セミナーでは、末梢循環性間葉系細胞の骨髄内起源、遺伝子発現パターン解析から見た特徴、組織損傷に対する応答メカニズム、およびその誘導医薬開発について最近の知見を述べる。
演題:
表皮水疱症に対する他家骨髄間葉系間質細胞製剤の開発
モデレーター:
玉井 克人 寄附講座教授 再生誘導医学寄附講座
講師:
菊池 康 寄附講座助教 再生誘導医学寄附講座
要旨:
表皮水疱症は、皮膚基底膜接着構造蛋白の遺伝的機能破綻により、日常生活の軽微な外力で水疱・潰瘍を形成し、全身熱傷様皮膚潰瘍を生じる遺伝性水疱性皮膚難病である。我々は、極めて難治な表皮水疱症患者皮膚潰瘍を対象として、健常家族由来骨髄間葉系間質細胞移植臨床研究を経て、現在他家骨髄間葉系間質細胞製剤の医師主導治験を進めている。
CoMITの定例セミナーは、センター参画各プロジェクトの研究内容の発信を目的として、
約2ヵ月に1回のペースで開催しています。
お問い合わせ:最先端医療イノベーションセンター事務室
Tel: 06-6210-8201
i-sentaninobe@office.osaka-u.ac.jp