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CoMIT棟

第3回ゲノム編集セミナー

2月15日(木)に最先端医療イノベーションセンター棟1階 マルチメディアホールにて「第3回ゲノム編集セミナー」が下記のとおり開催されます。
高等共創研究院の鈴木啓一郎教授に、ゲノム編集研究について新しい知見をご講演いただきます。
また、講演後にゲノム編集センターの新サービス「ゲノム編集サポート事業」についてのご案内をいたします。

※事前申し込み不要です。ぜひ当日会場にお越しください。

日時:

2018年2月15日(木)16:00〜17:30

場所:

最先端医療イノベーションセンター棟1階 マルチメディアホール

演題:

生体内ゲノム編集HITI法を用いたゲノム編集治療法の開発

講師:

鈴木 啓一郎 教授 大阪大学高等共創研究院

要旨:

近年、CRISPR/Cas9を始めとする様々な人工DNAヌクレアーゼの登場により、ゲノムの標的遺伝子を操作する『ゲノム編集』技術が急速に進歩し、多種多様な細胞・生物種のゲノム配列を選択的に改変することが可能となった。しかしながら、多くの細胞が分裂を止めた非分裂細胞からなる生体内では、これまで有効なゲノム編集法は報告されていなかった。本セミナーでは、新たに開発した標的部位特異的な遺伝子ノックイン技術HITI (Homology-Independent Targeted Integration) 法について紹介する。
HITI法を用いることによって、従来の相同組換え法では不可能であった生きたままのマウスの脳や筋肉を含む様々な組織・器官で標的配列を自由に組換えることに成功し、さらに、網膜色素変性症モデルラットの視覚障害に治療効果が見られた。
以上の結果より、生体内ゲノム編集技術HITIを応用することで、病因遺伝子変異を根本から修復する新しいゲノム編集治療法の開発が期待される。

また、講演後にゲノム編集センターの新サービス、「ゲノム編集サポート事業」についてのご案内をいたします。
Thermo Fisher ScientificのCRISPR関連製品の紹介も併せておこないます。

主催:大阪大学大学院医学系研究科附属共同研ゲノム編集センター

協力:Thermo Fisher Scientific

お問い合わせ:大阪大学大学院医学系研究科附属共同研ゲノム編集センター
Tel : 06-6879-3790

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