日時：

2018年3月28日（水）18：00〜19：00

場所：

最先端医療イノベーションセンター棟1階 マルチメディアホール

講師：

船越 亮 特任准教授　 医学系研究科M/H知財戦略室長
※特許庁審査官として特許審査に従事。また、知財データに関する海外特許庁との交渉、特許出願技術動向調査、企業の知財戦略支援を担当。
※OECDエコノミスト等を歴任し、2016年4月、大阪大学大学院医学系研究科メディカル・ヘルスケア知財戦略室長に着任（2018年3月特許庁帰任）

要旨：

科学技術型のイノベーションでは、大学の「知」を、産業の「価値」へと発展させ、各プレイヤーが相互に関与するイノベーション・エコシステムの構築が必要とされています。企業は大学に「知」としての「科学（サイエンス）」を期待していますが、その一方で、「知」が科学的あるいは先端的であればあるほど、企業の投資判断は困難になるという現状があります。
本セミナーでは、大学の「知」を社会実装していく際に、重要な役割を担う知的財産に焦点をあて、医療分野における産学連携の状況から、ゲノム編集CRISPRの米国での特許動向、再生医療等製品の具体的知財ポートフォリオの事例を交えながら、直近の知的財産の動向を紹介していきます。