日時：

2018年10月26日(金) 17:30～19:00

場所：

最先端医療イノベーションセンター1F マルチメディアホール

講師：

池田 浩治 先生　東北大学病院臨床研究推進センター 副センター長・開発推進部門長

要旨：

平成28年5月に「国民が受ける医療の質の向上のための医療機器の研究開発及び普及の促進に関する基本計画」が閣議決定されるなど、医療機器開発の推進は今や国策といえる状況にある。一方で、革新的な医療機器となると、国内開発のものはわずかであり、ほとんどが海外製品というのも事実である。日本の技術は世界でもトップクラスといわれながら、なぜ医療機器開発は得意ではないのだろうか。我が国の規制が厳しいことを理由に挙げる人もいるが、その分析は正しいのだろうか。
PMDAで医療機器審査に10年従事し、その後、50件を超えるアカデミア発医療機器の開発伴走に従事した中で、開発に難渋する事例を数多く見てきた。これらの経験を踏まえ、今後、医療機器開発が得意な国になるために何が必要か考えてみたいと思う。