セミナー
2016.7.1 [fri]
第七回 最先端医療イノベーションセンター定例セミナーを
開催いたしました。
6月29日（水）に免疫再生制御学共同研究講座 宮川 繁先生のお世話で、第七回最先端医療イノベーションセンター定例セミナーを開催いたしました。
今回のセミナーは、未来細胞医療学共同研究講座特任准教授の齋藤充弘座長のもと、「iPS細胞を用いた心筋再生治療の現状と展望」と「プロスタサイクリンアゴニストを用いたCell-Free型再生医療の重症心不全への応用」について、それぞれ宮川繁先生と、心臓血管外科学の福嶌五月先生にご講演いただきました。
宮川先生からは、筋芽細胞シートの開発に至る背景や薬事承認への道のり、また具体的な症例や治療効果を、動画を交えてわかりやすく紹介していただきました。また、現在取り組んでいる、iPS細胞から分化誘導した心筋細胞シートを用いた心筋再生治療の開発について、現在の課題や今後の展望を語っていただきました。
続いて、福嶌先生からは、サイトカイン群を上昇させることで心筋を再生させる薬剤開発に至る背景や、また臨床応用への可能性を様々な検証データを用いて詳しく説明いただきました。
会場は研究者が中心でしたが、学生や企業人も多く参加され、約120名の参加者で満席となり、注目の高さを伺わせるセミナーとなりました。
次回以降の開催日程
第8回目 ：脳神経外科学 平田雅之先生のお世話で、8/25（木）18時より開催
第9回目 ：健康発達医学寄附講座 中神先生のお世話で、10/7（金）に開催
第10回目：運動器バイオマテリアル学寄附講座 菅本先生のお世話で、11/15（火）に開催
