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セミナー

2017.1.17 [tue]

第11回 最先端医療イノベーションセンター
定例セミナーを開催いたしました。

1月10日(火)に、臨床遺伝子治療学寄附講座教授 森下竜一先生のお世話で、第11回最先端医療イノベーションセンター定例セミナーを開催いたしました。

今回のセミナーは、「アルツハイマー病の克服に向けて -根本的治療法開発への新たな試み-」と「機能性ペプチドの実用化を目指した研究開発」について、それぞれ同講座寄附講座准教授の武田朱公先生と、株式会社ファンペップ取締役 研究開発部長の冨岡英樹氏にご講演いただきました。

武田先生からは、最近になって明らかになったアルツハイマー病の新たな病態とそれに基づいた革新的治療法の開発に向けた取り組みと、低侵襲かつ簡便な認知症診断法の開発内容について詳しくご紹介いただきました。今回の内容は、既に超高齢化社会に突入している昨今の社会的背景からも、研究者のみならず様々な分野においても非常に注目が高く、早期の実用化が期待される内容でした。

続いて冨岡氏からは、株式会社ファンペップの会社概要及び研究開発内容についてご紹介いただきました。同社はUnmet Medical Needsの領域となる難治性皮膚潰瘍疾患と、市場性の高い抗体誘導ペプチドを主要なテーマとして事業を展開しており、今回は特に、後者の高額な抗体医薬の代替あるいは生活習慣病に対して安価で効果のある療法を提供できる抗体誘導ペプチド技術についてご説明いただきましたが、ペプチドの多様な機能が多くの可能性を秘めていることが伺えました。

会場は研究者が中心でしたが、学生や企業人も多く参加され、約90名の参加者と多く、注目の高さを感じるセミナーとなりました。

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