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イベント

2017.11.22 [wed]

医学部中之島祭の特別展示が開催されました。

11月19日(日)に毎年秋の恒例行事となっている、本学医学部の中之島祭が開催されました。
この学園祭は、医学部が中之島にあった頃から学生を主体として開催しており、今年は医学部・医学部附属病院の活動を広く知っていただくために、講演等の催しに加え、CoMIT1階に体験型の特別展示スペースが設けられました。

本展示開催にあたっては、一般の方からの事前の反響も大きく、例年より来場者数も大幅に増加し、CoMITの展示スペースだけでも1,000名超の方にご来場いただきました。

VRフライトドクター体験

昨今放送されたTVドラマの影響もあったのでしょうか、開始30分後には会場のホールが満席となるほどの人気で整理券配布の対応となりました。お昼以降来場された方は、定員の都合上、あいにくご参加いただけない状況となったにもかかわらず、来年再訪するので、またぜひ企画して欲しいとのあたたかいお言葉もいただいたようです。
日夜、救急救命の現場で闘うフライトドクターの出動の様子を、臨場感を持って多くの方に体感いただく機会になったかと思います。

自分の細胞を見てみよう!

参加者ご自身の口腔内の細胞を採取・染色し、顕微鏡での観察を行っていただきました。待ち時間のあいだには、病理医の業務の紹介とこれから参加者が行う染色作業が日常診療で果たす役割を説明させていただきました。観察した細胞は二色に染められるのですが、染まり方の違いや病理診断などに関して多くの質問が飛んでいました。
参加された方は初めてご自分の細胞を見た方がほとんどとのことで、顕微鏡で細胞が見えた瞬間、感嘆の声が漏れていました。

外科手術ってどうやるの

腹腔鏡トレーニングマシーンを設置し、好きな図形や形を紙に記していただいたものを腹腔鏡ハサミで切ったり、制限時間内にビーズを腹腔鏡鉗子で何個移動させることができるか、といったゲームを用意しました。
腹腔鏡ハサミと一般用のハサミで切ることのあいだには大きな違いがあり、その難しさを体感し、外科医のトレーニングの雰囲気を楽しんでいただけたようでした。

今回の展示会では幼稚園・小中学生のお子さん、高校生、受験生から大人の方まで幅広い層の方にご参加いただきました。展示をご覧になった方から「抱いていた阪大医学部のイメージとは違って格好良い内容だった」とのお声もいただいたそうで、本学部の取り組みを広く知っていただく機会となったようです。

今年参加いただいた方でも、来年も楽しんでいただけるようさらにコンテンツを充実させたいと実行委員の学生達も意気込んでいます。
今回ご来場いただいた方で、定員の都合上、各企画にご参加いただけなかった皆さまもこれに懲りず、ぜひ来年も足をお運びいただければ幸いです。

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