HOME > 組織 > 共通基盤部門 - 5F 技術支援分野〈共同利用機器室〉

 CoMIT共通基盤部門(通称:CoMIT Omics Center)は、最先端医療イノベーションセンターの中心5階に位置し、最新鋭の機器と熟練された専門技術職員により構成された総合コアファシリティです。特にゲノム解析コアファシリティおよびタンパク質解析コアファシリティは完全防塵された特殊施設となっており、近未来も含めた超高感度解析装置がいかんなく威力を発揮できる空間となっています。
 さらに、バイオバンクファシリティ、幹細胞専用培養施設、小型魚類飼育施設、特殊画像解析施設、細胞分離施設など充実した装備を兼ね備えています。常にアップデートされた最先端研究環境を構築し、大阪大学の産学官連携事業を強力に推進させます。

共同利用機器室 責任者
大阪大学大学院医学系研究科 統合生理学
教授

岡村 康司

OKAMURA Yasushi

共同利用機器室 副責任者
大阪大学大学院医学系研究科 神経細胞生物学
准教授

臼井 紀好

USUI Noriyoshi

 ゲノムとタンパク質の解析を専門におこなうコアファシリティを中心として、研究のコンサルティングから解析の実施まで強力に支援いたします。

CoMIT共同研の5つのファシリティ

ゲノム解析コアファシリティ

 ゲノム解析コアファシリティは、近未来の生命科学の進歩に大きなアドバンテージを与える施設です。
 圧倒的なパフォーマンスを誇る各種次世代シーケンサーとDNA配列を確実に解読できるサンガーシーケンサー、さらに遺伝子分析の関連機器が多数配備されています。
 これらの機器から提供される高い品質の膨大な遺伝子情報を利用することにより、個々の体質に最も適したパーソナルゲノム医療や難病ゲノム治療の実現が可能となります。

タンパク質解析コアファシリティ

 タンパク質解析コアファシリティは、プロテオミクスを駆使し、大規模プロテオーム解析研究をサポートする施設です。
 クリーンルーム内に設置されている最先端の質量分析計群や周辺装置で世界トップレベルの結果を提供します。
 ゲノム解析コアファシリティや医学系研究科と連携し、ゲノミクス、トランスクリプトミクス、メタボロミクスを統合したオミックスプラットフォームも構築して、臨床・基礎医学研究に貢献します。

セルソータファシリティ

細胞の解析・分取装置設置エリア

 細胞集団を細分化して解析し、また、解析された細胞群を生きたままの状態で分取するなどの、細胞生物学の研究には欠かせない装置を配置しています。

分子イメージングファシリティ

先端技術のための
最新鋭顕微鏡を整備したエリア

 細胞の微細構造を分子レベルで観察するための特殊なレーザー顕微鏡を設置しており、それで取得した画像を解析できるように整備しています。

写真提供:Carl Zeiss

ES, iPS培養 ヒト組織バンクファシリティ

免疫・再生医療の研究の発展を
試料面からサポートするエリア

 オミックス研究に必要な試料を統括的に管理し、ES, iPS細胞や疾患群の組織サンプルの有機的バンク化をおこなう施設です。革新的な新薬開発や、免疫・再生医療の分野に大きく貢献すべく整備されました。