HOME > 組織 > 共通基盤部門 - B1F 動物実験分野〈中大動物実験施設〉

●広い手術室を3室、画像解析室(CT)を1室整備
●すべての飼育室に消毒液を供給
●施設の排水をすべてオートクレーブにより滅菌


最先端医療イノベーションセンターの共通基盤部門である中大動物実験施設は、再生医療のような最先端医療を臨床に応用するための研究を支援します。たとえば中大動物へのiPS 細胞の移植実験のために、当施設には広い手術室や画像解析室、検査室を整備しています。
 中大動物を用いる実験は、感染症法や家畜伝染病予防法、カルタヘナ法などにより規制されます。そのため、すべての飼育室に消毒液を供給しており、動物由来の汚物や汚水はすべてオートクレーブにより滅菌しています。また、室内は屋外に対して陰圧に保ち、施設外への動物の逃亡を防止する措置もとっています。

CoMIT 中大動物実験施設責任者
大阪大学医学部附属動物実験施設 教授

中尾 和貴

NAKAO Kazuki

当施設の実験動物技術者や獣医師とともに、動物福祉に配慮しています。

中大動物実験施設の設備

手術室(3室)

室内に給気する空気はヘパフィルターにて濾過しており、無菌手術をおこなえます。

画像解析室

大型CT装置により生体の画像解析が可能です。
 

排水の滅菌槽

1度に2トンの排水を処理できる滅菌槽2基を設置しています。
 

再生医療技術の開発例

重症心不全に対するヒトiPS 細胞由来心筋細胞シート移植法

ヒトiPS 細胞を用いた角膜内皮再生治療法