HOME > 組織 > 共通基盤部門 - B1F 動物実験分野〈中大動物実験施設〉

最先端医療イノベーションセンターは生体の免疫系と再生系に関する最先端的融合研究を結集させる拠点として設置され、臨床応用に向けた研究が推進できるように共通基盤部門として中大動物実験施設が併設されています。センターではiPS細胞を用いた再生医療等、最先端医療の開発研究が行われることから、当施設には中大動物への移植実験を行えるように最新の設備を備えた広い手術室や画像解析室と飼育室が設備されています。
 また、iPS細胞移植実験は遺伝子組換え実験に含まれ、カルタヘナ法の規制を受けます。また、移植実験に用いる中大動物の中には感染症法や家畜伝染病予防法の規制を受ける種があり、安全面での対策も必須です。そこで、当施設では動物の逃亡防止のため、施設外へ通じる通路には幾重にも扉が設けられています。また、遺伝子組換え動物由来汚物や動物の感染事故対策用として動物排水用オートクレーブが設置され、飼育室内は屋外に対して陰圧を保つ構造となっており、飼育室からの周辺環境への汚染防止に対する配慮がなされています。

CoMIT中大動物実験施設 責任者
大阪大学医学部附属動物実験施設 助手

田島 優

TAJIMA Masaru

 この施設には実験動物技術者や獣医師の資格を持つ職員を配置し、動物福祉に配慮した実験支援体制を確保しています。

再生医療療法の開発

重症心不全に対する
iPS細胞由来
心筋細胞シート移植法の確立

 主要な研究手段である画像解析に必要な大型のCT装置を備えています。また、遺伝子組換え実験に該当することから、この施設はカルタヘナ法に則した登録がなされています。その他、専門の知識や経験を持った施設員が実験や法律に沿った手続きをサポートします。

ヒトiPS細胞を用いた
角膜内皮再生治療法の開発
(他家)

 精細な手術を行うための装置や、術式に合わせた種々の手術機器を用いることが出来るように、広い手術室を設けています。また、動物は感染症法で規制される感染症を罹患する可能性があり、施設には動物排水を滅菌するための設備を備えています。

人工臓器の開発

液体窒素処理自家骨と
間葉系肝細胞導入人工骨を
利用した大型骨欠損の治療

 手術は高度な衛生環境の下で行われるため、人の手術室と同等以上の無菌環境が整備された手術室を設けています。実験に用いる動物の一部は家畜伝染病予防法の規制を受けるため、感染症には特に注意が必要です。飼育室を陰圧にするなど、施設外への汚染の拡散防止に配慮しています。

機能再生装置の開発

ワイヤレス体内埋込型
ブレイン・マシン・
インターフェースによる
機能再生装置の開発

 複数の手術室を設け、手術だけでなく機能検査のための検査室も確保しています。また、装置の開発には霊長類や大型動物がよく用いられることから、十分な飼育スペースを確保し環境エンリッチメントを充実させると共に、取扱いに習熟した技術者を配置しています。